
シャチの名前の由来は?シャチホコ?

シャチという名前の由来は、鯱と呼ばれる日本の伝承に出てくる想像上の生き物です。
この「鯱」は、頭は虎で体が魚の半魚虎のような形態をしています。
名古屋城で有名なシャチホコも、この「鯱」をかたどったものだといわれています。
つまり、シャチの名前の由来は鯱(=シャチホコ)だということです。
シャチホコとシャチは見た目こそあまり似ていませんが、シャチが海の食物連鎖の頂点にいることを考えると、虎と魚の中間である鯱と呼ばれるのもうなずけます。
ちなみに、作者もシャチホコが見たくて名古屋城へ行ったことがあります。
すでに閉園していて入れませんでしたけどね。
名古屋城の入園時間は4時半までです。意外と早いので気を付けましょう。
しかし、昔から「シャチ」と呼ばれていたわけではないようです。
もともとシャチは「サカマタ」と呼ばれていました。今でも、シャチが出るような地域の住人や漁業に携わる人の間ではサカマタと呼ばれているみたいです。
このサカマタの名前の由来は、「逆+戟」。
戟とは、中国に伝わる両刀のホコのことです。
シャチのそそり立つような背びれが、この戟に見えたのが由来の様です。
話は変わりますが、印鑑で有名なシャチハタの名前の由来は、シャチハタを作っている会社の本社が名古屋の近くにあったために、名古屋名物のシャチホコが描かれた旗を会社のマークに使っていたことが原因のようです。
「鯱+旗」ということですね。
